株式会社One Terrace様グロハブご利用事例取材

Global Hub(グロハブ)の導入により、自社の営業工数をかけずに大手飲食店の開拓に成功。今までマッチングしなかった海外人材の成約が発生し、売上増加が実現。

 

▼導入前の課題

・法人営業のリソース不足により紹介先の企業開拓に課題があった

・優秀な外国人材にも関らず、求人をご紹介できていない求職者が存在していた

▼導入後の効果

・営業工数をかけずに大手飲食店の開拓に成功

・求人数が増加したことで、求職者に提示できる選択肢の幅が広がった

 

▼本文

ー はじめに、株式会社One Terrace様の事業内容について教えてください

長房様:弊社は日本企業と外国人材とのマッチングと登録支援を行っている会社です。
ただ単にマッチングして終わるのではなく、ご紹介した候補者の登録支援や日本語教育の部分までワンストップで行っている点が特徴です。

ー 日本語教育にも取り組まれている理由は何でしょうか

長房様:業種によって求められる日本語レベルが変わるのですが、我々がご紹介している業種は比較的高い水準を求められます。
例えば介護ですと、少なくともN3レベルの人材の希望が多いですし、外食ですとN2クラスでないと厳しいです。書類選考も実際にはほとんどN3クラスでないと通らないのが現状です。
※日本語能力試験は、「N1」「N2」「N3」「N4」「N5」の5つの段階に分けられており、数字が小さくなればなるほど難易度が高く、最も高いレベルが「N1レベル」

その中で弊社の取り組んでいる、「One Japanese」という日本語教育サービスは、日本語教育が必要な方に向けて、日本語教師がレベルチェックをした上で、カスタマイズしたカリキュラムで実践的な会話力向上を目指すものです。

入口の採用支援だけでなく、定着支援も同時に行いたいという思いからこのようなサービス展開をしております。

ー 長房さんのお仕事内容について教えてください

長房様:先ほどご説明した、チョクトリ(特定技能)という、一定の専門性・技術を有し、日本語能力N4相当の特定技能外国人を海外から直接紹介し、入社後の生活サポートまでトータルで支援する事業を任されています。

他のサービスと比較して後発でスタートした事業なので、会社の1つの柱として事業化するためにお客さんごとのプレゼン資料作成、人材マッチングや登録支援業務、海外人材の空港へのお迎えまで何でも行っています。

会社から与えられているミッションとしては特定技能人材が、紹介先の会社で活躍してしっかりと定着できるような人材に育成するところまでが求められています。 

今、特定技能2号の合格率は非常に低いので、せっかく長期雇用の制度が整っても、不合格であれば5年で帰国しなくてはなりません。そうなると、5年間の育成費用が無駄になるばかりか、人員補充のために新たな採用コストもかかってきます。企業様には主体的に人材育成に取り組んでいただき、弊社が日本語教育をサポートすることで長期雇用が実現できるように力を入れています。

株式会社One Terrace 代表取締役 石中様(写真右)、採用支援事業部 特定技能チームリーダー 長房様(写真左)

ー 
Global Hub(グロハブ)を導入したきっかけ
について教えてください

長房様:元々弊社では技人国の場合は製造業と建設業、IT企業を中心に人材をご紹介していたのですが、特定技能では12業種のうち2業種しかカバーできていないので、弊社としてはご支援できる領域が狭くなってしまうという課題を持っておりました。

他の領域に食指を広げようとすると、法人営業のリソース不足が目に見えていたので、銀行連携や各県にあるプロ人材戦略拠点協定のようなものに頼った開拓をしていましたが、思うように開拓が進んでいませんでした。
そんなタイミングでGlobal Hub(グロハブ)を使ったらどうかと石中から共有を受けたのです。

石中様:私は元々Linc様の実現していきたい理念に共感していたので、応援していきたいプロダクトだと感じたのが最初に話を聞いた時の印象です。その上で実務的にも助かりそうだったので、すぐに長房に繋ぎました。


ー 

Global Hub(グロハブ)を検討していた際、最終的な決め手は何でしたか

長房様:弊社が繋がれていない大手企業や優良顧客、特に外食とホテルにLincが入り込んでいる点です。

我々が得意とする海外人材はミャンマーの方が多いのですが、彼らの多くは日本語能力が高く、頭が良いので、特定技能1号試験の合格率も非常に高くなります。
そこで、ミャンマー人材を活かす先としては、高い日本語でのコミュニケーション力が求められる介護、外食、宿泊などのホスピタリティ系が合っていると考えていました。

しかし、弊社はそれらの業種の求人をほとんど保有しておらず、一から開拓するにも非常に労力がかかるので、既に求人を持っているGlobal Hub(グロハブ)を活用しようという考えに至ったわけです。


ー 

Global Hub(グロハブ)導入後について
導入前の期待値とずれはなかったのでしょうか

長房様:はい、良かった点と苦労した点とそれぞれございます。

良かった点としては、導入してから想定していた繋がりを活用してマッチングの成果が出たこと。
しっかり売上として成果を出すことが出来たので、非常に助かっています。

苦労した点としては、最初の導入に苦戦して時間がかかったことです。
私は元々ITリテラシーが高くないので、システムを使うこと自体に慣れていなかったので、感覚をつかむまでに苦労しました。

ですが、導入時の設定でエラーが発生してきた際にもLincさんのCSサポートが手厚かったので、今ではしっかり使いこなせるようになりました。今使っている若いメンバーはすぐに使いこなせていましたが笑。

実際に使い始めると、候補者との資料のやり取りから候補者管理まで多機能で非常に便利だと感じます。
お客様とのやり取りで何種類かファイルのやり取りを行うのですが、それがGlobal Hub(グロハブ)上で完結できるので一連の業務がスムーズになった実感があります。

ー 

Global Hub(グロハブ)導入を通じて定量、定性で創出された成果について教えてください

石中様:定量の成果はシンプルにGlobal Hub(グロハブ)の保有求人で内定者が出た点です。
そもそも導入がなければ実現しなかった売上なので、チャンスロスを防ぐことが出来ました。
ご紹介先の企業には紹介者の質にも満足してもらい、継続してご紹介してほしいというご意向をいただいております。

現在、Global Hub(グロハブ)でのエントリーは60名ほど動いておりまして、採用までに時間のかかる案件が多いので、すぐには決まらないものの、今後も継続して決定が増えていきそうな期待感を持っています。

長房様:定性面ではやはり新規開拓営業の業務負荷が下がった点でしょうか。
営業工数をかけずに大手の飲食店を開拓することができたので、一連のマッチングプロセスの省力化を計ることが出来ました。特に大手企業だと既存のエージェントがいてそこに割って入っていくのも難しいですし、大手であればあるほど正面突破での開拓難易度は高くなります。
新規開拓は一番営業工数を割くことになるので、そこがカットできたのは非常に大きいです。

また、1人決まったからといって単発で終わるのではなく、継続してご紹介できる関係性を作れる点が大きな魅力ですね。

ー 

Global Hub(グロハブ)導入を通じて事業にどのような変化がありましたか

長房様:今回Global Hub(グロハブ)の導入を通じて、今後事業を大きくしていく中でシステムの活用は必須だと感じました。
国によってはそもそも国内に仕事自体がなくて最初から海外で働くことを選択肢としている人も大勢います。
先ほど例に挙げたミャンマーは今まさに内戦が起きていて、優秀層は逃げるように海外に進出していると聞いています。
弊社の理想としては、そのような優秀層から100人問い合わせがあったら、100人分の日本での仕事を用意したいところですが、なかなかそうも行かないですよね。
Global Hub(グロハブ)導入を通じて、求人数が増加し、求職者に提示できる選択肢を増やすことができた点も大きな変化です。

石中様:元々弊社サービスを利用いただく比率としてはミャンマーの方が多かったのですが、最近ではスリランカやインドネシアなどの取扱国が増えてきました。
求人数の増加だけでなく、候補者数が増えても管理を一元化できる点も魅力ですね

ー 
最後に、今後のGlobal Hub(グロハブ)に期待することについても教えてください

長房様:そうですね、やはり今後の事業拡大における営業面のオペレーション改善につながるプロダクトとして進化していただきたいです。
よりGlobal Hub(グロハブ)のカスタマイズ性を上げてエージェント個々の業務プロセスに合うワークフローが組めると理想だと思います。
我々のお客様となる求人が、いい人材の採用を効率化できる状態を作るのが本質だと思うので、その実現を助けてくれるような機能をどんどん追加していっていただきたいですね