株式会社ダイニングイノベーション グロハブご活用事例・転職者インタビュー

Global Hub(グロハブ)を導入することで、外国人採用の一元管理が実現。スピード感のある採用フローの構築に成功
▼導入前の課題
- 外国人採用において在留カードや資格証明書、さらには日本に来た経緯なども確認する必要があり、扱う情報量が非常に多かった。その結果、紹介数が増えるごとに管理が煩雑になり、運用に苦労していた。
- グロハブ導入前の候補者管理については、メールやエクセルベースで社内コミュニケーションをとったり管理をしていたが、扱う情報量も多いため迅速な対応ができなかった。
▼導入後の効果
外国人採用に特化した情報管理システムであるグロハブを導入することで、採用業務の効率化を図れた
- グロハブ導入により、候補者の情報管理やこれまでの選考結果の情報がうまく蓄積できるようになってきたので、弊社と紹介会社との基準の目線合わせもできるようになってきた。結果としてより弊社にマッチする人材とお会いできる機会も増えてきている。
- チャット機能もあり、こちらから連絡してから時間を置かずに返信いただける場合も多く、「いかに早く会えるか」という点や面接後の迅速な返事といった、当社が重視している採用スピードの面でもグロハブと上手く調和している。
―はじめに、株式会社ダイニングイノベーション様の事業概況について教えてください
ダイニングイノベーション様:当社は国内外で約500店舗の飲食ブランドを展開するグローバル外食業です。「いままでにない体験価値を提供する外食ブランドを創造する」をビジョンに掲げ、現在は麻辣湯やジンギスカン、韓国料理や焼肉などさまざまな業態を展開・運営しています。
特に女性を中心に人気を集める「七宝麻辣湯(チーパオマーラータン)は、本格的な味ながら自分好みにカスタマイズでき、健康志向の方などにも多く支持されています。
―お仕事内容について教えてください
ダイニングイノベーション様:私は担当人事の中でも採用業務のマネジメント、実務全般です。新規出店の計画が七宝麻辣湯の直営店だけでも年間30店舗の計画があるため、社内全体の正社員の中途採用の目標についても年間約120名の計画で動いています。
―どういった人材をターゲットにしていますか
ダイニングイノベーション様:スキル・経験面はブランドによって異なりますが、会社としては、「常にお客様(相手)の立場に立って物事を考えられるか」「常に謙虚で正直でいられるか」という人物像を大切に考えています。
あとは、各事業の展開のスピード感はとても速いので、経験に関わらず、チャレンジする気持ちをもっている方をターゲットに採用活動をおこなっています。
―採用活動していく上で気を付けていることはありますか
ダイニングイノベーション様:選考の中で、まずは我々人事とお会いいただくことになるので、応募者の方に、いかにワクワクできる会社であると感じてもらえるかどうかを常に意識しながら、メンバークラスの面接担当者でも事業の方向性や展開などを経営者の視点で伝えられるようにしています。
株式会社ダイニングイノベーション 人事総務Section採用担当マネージャー 白木様
―Global Hub(グロハブ)導入前、業務上で何が課題だったのかを教えてください
ダイニングイノベーション様:グロハブ導入以前の候補者管理は、日本人の候補者と同じく社内外でメールやエクセルでのコミュニケーション、管理を行っていました。しかし、日本人社員と比べると、外国人社員は在留カードや資格証明書などの各種書類や、どういった経緯で日本に来たのかも含めて多岐にわたる情報を確認しなければならないため、扱う情報量がとても多いです。そのようなこともあり、採用活動における管理が煩雑になるという課題がありました。
―Global Hub(グロハブ)を検討していた際、最終的な決め手は何だったかを教えてください
ダイニングイノベーション様:元々、複数の人材紹介会社とのやりとりの情報の集約を目的に、採用管理ATSシステムを導入していました。これを外国人採用でも使っていたのですが、取得すべき情報の管理が網羅できないと感じていました。外国人の採用管理ツールを探していた中で、株式会社Linc様からご提案いただき、利用することになりました。
―Global Hub(グロハブ)導入後について
導入前の期待値とずれはなかったか、価値を感じている点を教えてください
ダイニングイノベーション様:エージェントとの連絡がチャット形式でできるので、非常にコミュニケーションコストが下がりました。細かいやり取りもメールより早く進むので、実務作業が捗り、助かっています。我々は数名規模の人材を採用している最中なので、細かい作業1つ1つの業務効率化の積み重ねが現場負担軽減に繋がります。我々とお付き合いのある人材紹介会社の中で取引がアクティブな会社さんとの情報は全てグロハブに移行できているので、基本的には採用活動に必要な全ての情報を集約することができました。
また、グロハブ経由からも書類選考・面接結果など含めて優秀な人材を紹介してくれている印象です。採用の目線が合ってきており、グロハブでのやりとりによってチューニングがしやすくなっています。
―Global Hub(グロハブ)導入を通じて業務はどのように変化したか
ダイニングイノベーション様:候補者紹介時に細かい情報があることに加え、追加情報もグロハブ経由でクイックに得られるので、スピード感を持った選考ができるようになりました。
グロハブを導入したことで、面接設定までの時間を大幅に短縮できたと感じています。
チャットでのやり取りだと、事前に面接の候補日程もいただけることもありますし、こちらから連絡してから時間を置かずに返信いただける場合も多く、これまでのメールのやり取りよりもスムーズなコミュニケーションが取れるようになりました。我々としてはいかに候補者と早く会うかという点と、面接後のフィードバックを早めることで、採用までのスピードを上げることを意識しています。
―今後のGlobal Hub(グロハブ)に期待すること
ダイニングイノベーション様:グロハブ内で日程調整のために、他社ツールと連携できる機能は欲しいですね。OutlookやGoogleカレンダーと連携して、こちらの空いている時間が予め提示され、候補者が自由に選択でき、Zoom参加まで一貫してできるとより楽になりそうです。
今後、採用スピードをより上げていくために、グロハブ内で事前に日本語スキルがより明確に分かる機能があるといいですね。日本語スキルは実際に面接で会ってみないとわからない場合が多く、N2を持っていても、実際喋ったらスピーキング力が求めている基準まで達していないこともあります。また、短期間で採用人数を増やしていくために事前に候補者の方の日本語を話している動画を確認できるような機能があると便利だと思います。
転職者インタビュー:グスマンさん
1.来日の経緯
―来日までの経緯を教えてください。
グスマンさん:2022年6月に高校を卒業後、独学で日本語を勉強しました。2024年1月に来日し、新宿のお弁当屋で勤務していましたが、お客さんと話す機会も少なく、業務的にも成長が見込めなかったため転職を決意しました。転職活動では5社に応募し、ダイニングイノベーションに入社しました。現在は七宝麻辣湯 西葛西店で店長をしています。
―日本で働こうと思ったきっかけは何ですか?
グスマンさん:アニメやゲームが好きで日本のことは昔から知っていました。学生時代は生徒会長をやっていて、リーダーシップには自信がありました。日本でリーダーシップをさらに伸ばしていきたいと考え、日本で働くことを決めました。
2.現在の職場について
―現在の会社に入社した理由は何ですか?
以前から七宝麻辣湯の活気ある雰囲気と味のファンで、入社前にも2度来店した経験があります。入社の決め手となったのは、1日1回食べられる賄いの魅力に加え、寮やボーナスなどの待遇が他社と比較して最も充実していたことです。特に、以前勤務していた(入社後配属となった)横浜ポルタ店は全店舗の中でも売上が一番高く、そこで働くことで自身の成長が加速したと感じています。
-仕事でどんな時に難しいと感じますか?
グスマンさん:アルバイトスタッフからの相談対応やシフト調整などイレギュラーが発生するときです。他店からヘルプで来られるスタッフもいるため、シフトやオペレーションの構築が大変な時もありますし、当初は、外国人である自分が支持を出しても受け入れられないのではないかという不安がありましたが、しっかりと伝えることでスタッフの皆さんは協力してくれますし、新しいことに挑戦することも好きなので、楽しく仕事をしています。
―会社からはどんなサポートをしてくれますか?
グスマンさん:個人の成長をしっかり見てくれていて、本部の人事の方やトレーナーの方が相談に乗ってくれます。会社は面倒見の良い方ばかりなのですが、頼りすぎないように自分で解決できるようにしています。
―今後のキャリアをどうしていきたいか、教えてください。
グスマンさん:外国人の気持ちが理解できるので、彼らに寄り添えるトレーナーになりたいと考えております。SVからも、今後入ってくる特定技能人材の指導も任せたいと言われています。今後は、より外国人のマネジメントを円滑にするために今後2号試験を受けたいと思います。
転職者インタビュー:グさん
1.来日の経緯
―来日までの経緯を教えてください。
グさん:2016年に来日し、日本語学校に通いながら、千葉県内の介護施設、居酒屋、ドン・キホーテ、焼肉店などでアルバイトを経験しました。2019年9月15日に一度帰国しましたが、コロナ禍を経て、2022年に再来日しました。駅の中にある和食居酒屋で2年間勤務していましたが、労働時間が長く、休日が少なかったため、転職を決めました。
2.現在の職場について
―現在の会社に入社した理由は何ですか?
グさん:一番は、勤務時間と休日が明確に定められているところです。職場はとても忙しいですが、長期間勤務した場合は勤務時間の調整が可能です。(インタビュー当日は9時〜15時で勤務時間の調整をしていました)
-仕事でどんな時に難しいと感じますか?
特に、日本語があまり得意でない外国人スタッフとのコミュニケーションは難しいです。麻布十番店のオープニング時に店長になり、スタッフの採用からマネジメントを対応しましたが、外国人スタッフに、自分たちと日本人のコミュニケーションや考え方の違いを教える、理解してもらうことに苦労しました。また、アルバイトスタッフとのLINEで設定している名前と名簿の名前が違っていて、スタッフの名前を覚えるのに苦労したことがありましたが、スタッフ自身に確認をしたり、地道に覚えて行きました。
―会社からはどんなサポートをしてくれますか?
グさん:これから受けようと思っていますが、特定技能2号取得までのサポートが非常に手厚いと感じています。生活サポートについては人事の方が市役所での手続きなどを非常に丁寧に教えてくれました 。後は、LINEの外国人向けグループがあるので、スタッフ間でも相談しやすいです。
―今後のキャリアをどうしていきたいか、教えてください。
グさん:現在職場にはいない海外人材の受け入れをしていきたいです。今後、ミャンマー出身者が入社した際に、自分が先頭に立って円滑にコミュニケーションが取れるよう、長く働ける環境を構築していきたいです。他には、特定技能2号試験にチャレンジをしていきたいです。