株式会社Plan・Do・See Global グロハブご活用事例
Global Hub(グロハブ)を導入することで、社内で求めていた「誰が見ても情報が更新できて、引き継ぎや共有が容易な一括管理の環境」が実現
▼導入前の課題
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当初の候補者管理体制は、スプレッドシートとGoogle Driveを用いた非常にアナログなフローで、求職者の面談情報や履歴書データの保管がバラバラで、情報が散乱している状態でした。
▼導入後の効果
- Lincの迅速な開発スピードとシステムのカスタマイズ性の高さにより、候補者の一元管理が実現し、可能なだけでなく、よりスムーズで効率的な採用活動が可能になった。システムの改善要望を出した際、他社では半年以上かかるような改良が、1週間後には実装され、日々オペレーションがアップデートできている。

株式会社Plan・Do・See Global 酒瀬川様
ー はじめに貴社の事業概況について教えてください
当社は、ホテルマネジメントを主軸に、レストラン、ブライダル、宴会サービスを展開する株式会社Plan・Do・Seeの社内ベンチャーとして、2022年10月に設立されました。設立の原点は、本体のコロナ禍からの回復期に見られた深刻な人手不足と人件費への課題という両軸の対応です。しかし、特定技能を持つ海外人材の受け入れを検討する中で、海外人材を「数」として扱う一部ブローカーの存在など、「人として扱っていない」厳しい現実に直面しました。このままでは、海外の方々も幸せになれないし、日本のホスピタリティ文化や食文化も守ることができなくなるだろうと危機感を持ちました。それなら自分たちでやろう、と立ち上がったのが弊社です。我々は、単なる人手不足解消ではなく、「本当にホスピタリティを持った仕事に就きたい」という意欲の高い人材に特化しています。海外のホスピタリティ大学や専門学校などと提携し、Plan ・Do・See出身のスタッフが現地で日本のキッチンやサービスの「実技」を教育するという、独自の採用・教育スキームを構築し、質の高い人材紹介を目指しています。
―酒瀬川様のお仕事内容について教えてください
人数も限りがあるため役割は確定していませんが、私は日本企業様とのやり取り(RA)や、候補者のカウンセリング、広告・取材対応等を幅広く担当しています。細かい業務でいえば求人のヒアリング、人材紹介、海外採用の場合は、内定者の受け入れ支援も行っています。
―Global Hub(グロハブ)を導入したきっかけ について教えてください
創業当初の管理体制は、スプレッドシートとGoogle Driveを用いた非常にアナログなものでした。求職者の番号管理や履歴書の保管がバラバラで、情報が散乱し、『誰かが間違えて情報を消してしまったら事業が立ち行かなくなる可能性がある』という危機感もありました。候補者の数が増えても、スプレッドシートでは追いかけすらできていない状況でしたし、紹介業務も担当者が個別に判断し、メールでやり取りをするため、非常に手間がかかる状態でした。長年、本体で情報共有が容易な社内システムに慣れていた私たちにとって、「誰が見ても情報が更新できて、引き継ぎや共有が容易な一括管理の環境」が必要だと強く感じ、システム導入を検討し始めました。

―グロハブ導入の最終的な決め手は何でしたか?
最終的な決め手となったのは、主に2つあります。1つ目は、Lincの開発のスピード感とサポート体制です。システムの改善要望を出した際、他社では半年以上かかるような改良が、Lincから『1週間後に改良しました』と連絡が来るスピード感に驚きました。私たちの業務フローに合わせてカスタムしてもらえる体制があり、安心して利用できると感じました。
2つ目は就労意欲の高い候補者の受け皿となる求人網が広がったことです。私たちが直接取引する企業は、日本語レベルN2以上などハイレベルな求人が多く、応募要件から条件面で漏れてしまう意欲の高い候補者たちの仕事の受け皿を確保したかったのです。グロハブの持つ求人ネットワークを活用することで、自社では紹介しきれない候補者もサポートできる点に価値を感じました。
ーGlobal Hub(グロハブ)導入後について 導入前の期待値とずれはなかったのでしょうか
グロハブ導入後、システムは当社の業務フローに合わせてカスタムされ、使いにくい点はほとんど解消されました。特に、求職者とのやり取りの記録がシステム内に残り、誰でも情報が確認できるようになった点は、時間的なロスが減り非常に助かっています。
一方で、PDSGが最もこだわる「候補者の質」を見極める部分については、あえてAIの利用を限定的にしています。私たちサービス業では、履歴書の条件はもちろんですが、『本当にこの業界で働きたい』という熱意や、人としてのあり方がとても重要です。それは、データではなく、私たちが直接カウンセリングをすることで初めて伝わってくる部分だと考えているため、マッチングをAIに頼りきるのはまだ怖いという気持ちがあります。
―Global Hub(グロハブ)導入を通じて業務はどのように変化したか
効率化を図れるようになったことで人員リソースが空いて、他の業務に集中することができました。スプレッドシートと比較し残せる情報量が増え、より候補者へ適した対応ができるようになり、毎月の数字報告のためのデータ取得がグロハブでは様々な角度で読み取れるため、数字振り返りの精度が上がりました。結果として、業務の生産性向上だけでなく、データに基づいた迅速な意思決定が可能となり、組織全体の採用活動を強化できました。
ー最後に、今後のGlobal Hub(グロハブ)に期待することや機能の改善要望などもございましたら教えてください
登録支援業務の中で、手続きに必要な書類の多くは定型のため、書類作成が自動化されていくと工数も減るので、自動化機能があると助かります。また、候補者とコミュニケーションをとるときに一括メッセージ/メールテンプレート機能が欲しいです。候補者とのやり取りをグロハブ内に残し、確認工数を削減できるとさらなる業務効率改善に繋がりそうな予感があります。
他には、求人票記載項目を改善してもらいたいです。外国人候補者が特に気にする住居、食事、残業代など生活・条件面が詳細に記載されることで、質問のラリーによる離脱を防げるかと思っています。今後もスピーディーな機能アップデートに期待しています!
