「学校が取り組むべき、コロナ禍における最適な入国方法とは?」 〜中華圏留学生の入国はまもなく! 日本語学校が準備すべきことを公開〜 オンラインセミナーレポート

10月28日(水)Linc主催オンラインセミナー「学校が取り組むべき、コロナ禍における最適な新入生への対応とは?〜中華圏留学生の入国はまもなく!日本語学校が準備すべきことを公開」を開催しました。

今回も、30名限定のイベントとして予定していましたが、申し込み開始後すぐに満員となり、追加募集を実施し最終的には60名以上の方にお申し込みいただき、多くの方にご参加いただくことができました。

10月から日本政府による入国制限の緩和が決定しました。
2020年4月以後に入学予定の留学生に向け、入国時及び隔離期間中をどのようにサポートするのか、考え始めているのではないでしょうか。
これらの対応はこれまでの対応方法とは大きく異なると思います。
皆様が気になるのは、最適な対応方法とは何か?各学校はどのような対応をするのか?ではないでしょうか。

そこで、本オンラインセミナーでは、弊社が日頃お付き合いのある学校から情報収集し、独自調査した結果をまとめ、日本語学校関係者の皆様にお伝えしました。

■1.調査概要

今回のセミナー実施にあたり、各学校の対応について情報収集すべく、全国の日本語学校へアンケート実施と、日頃お付き合いのある学校へヒアリングを行いました。

■2.中華圏留学生の入国前の準備について

弊社斉より、来日前準備のパートを紹介しました。来日前に必要な準備の大まかな項目としては、必要書類の準備と、PCR検査の実施です。

<今回の入国準備に関する重要ポイント>

①誓約書(レジデンストラック)の準備について
必ず2通用意させること。日本大使館または領事館、中国の空港で必要なため

②飛行機チケットをなるべく早い時間帯を予約させる
入国後、日本の空港において抗原検査が必要、結果が判明するまで時間がかかるため

③海外旅行保険の加入
誓約書の規定により、民間医療保険の加入が必須となる。

 

来日前の準備では、学生自身の精神的な準備も非常に重要です。特に、今回コロナ禍での留学生活となるため、今まで以上に心配される保護者の方や、学生も少なくはないと考えられます。隔離期間は14日間と長いので、孤独感が生まれやすいです。精神的なプレッシャーを軽減するために、オンライン上で先生方とコミュニケーションを取ることが良いと考えます。また、学生へのアドバイスとして、隔離期間、終了後に関わらず健康的な生活習慣を送れるよう時間の管理等も重要だと伝えることを勧めます。

■3.飛行機内〜日本の空港到着までのポイントについて

続いて、弊社鎌田より、飛行機内〜日本の空港到着までのポイントについて紹介しました。
日本の空港到着後、荷物受け取りレーンに辿り着くまでには、必要書類の提出や、抗原検査が必要です。抗原検査の結果がわかるまで数時間ほどかかりますが、結果まちの時間〜送迎場所へ行くまでにの間、学生にやっておくべきポイントとしては、下記の4つのポイントが挙げられます。

①到着したことを保護者へ連絡する

②空港〜隔離場所まで送迎してくれる方と連絡が取れるようにしておく
(通信できる手段:日本で使えるSIMカードの購入、現地ローミングを使う、空港Wifiを使う)

③必要なアプリのダウンロード
・接触確認アプリCOCOA
・LINE

④位置情報のON

ただし、③に関しましては、日本で使えるSIMカードがないと使うことができないため、入国前に事前に学生へ説明しておく必要があります。

■4.隔離期間の過ごし方について


最後に、弊社志磨より、隔離期間中の過ごし方についてご紹介しました。こちらのパートでは、大きく分けて5つの項目について紹介しました。

①空港〜隔離場所までの移動

②生活面(食事、外出、シャワーやトイレ)

③教育面(隔離期間中のオンライン授業実施)

④体調面(学生の健康報告)

⑤諸手続きについて

各項目について、弊社で独自に調査した結果を各学校の対応方法として共有しました。

政府からの指示や、各学校での対応方法を調査した内容をふまえ、3つの重要ポイントを挙げました。(上記スライド参照)

項目によっては、はっきりと指示が出ていないケースもいくつかあり、グレーゾーンになっている部分いついての対応方法に困っている学校もあるかと思います。しかし、どの項目においても、隔離期間中には人と接触しない環境を作ること、また14日間のなかで有効活用できる時間の使い方を学生にアドバイスしておくと良いと思います。

■最後に

今回は、入国前〜隔離期間終了までの期間に対しての準備に関して、特に注意すべきポイントや、独自調査の結果から分かった各学校の対応方法をご紹介しました。このセミナーの参加後、他の学校の対応を知ることで、別のアイデアが生まれたり、今まで困っていたことの解決策を見つかれば幸いです。無事に新入生を迎えることが出来ますよう、オンラインツールの活用や進学対策に関して何かお困りのことがございましたら、お気軽にご相談いただければと思います。

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■本件についてのお問い合わせ

①お問い合わせ先:https://www.linc-info.com/contact/
件名に「学校が取り組むべき、コロナ禍における最適な新入生への対応とは?」を記入の上、必要事項を入力してください。 追って当社よりご連絡差し上げます。

②電話でのお問い合わせ:03-6240-2155(株式会社Linc 斉川(さいかわ) まで直接お問い合わせください。 ご不明な点等ございましたら遠慮なくお申し付けください。

■株式会社Lincについて

Lincではインバウンド・タレントの「日本に来て良かった」を最大化させることで多様性と包容力溢れる社会の実現というビジョンを掲げております。少子高齢化という、抗えない大きな波が押し寄せてくる日本において、優秀なインバウンド・タレントの増加は日本という国の持続的発展に必要不可欠だと我々は確信しています。そのために私たちはお客様のニーズに応えるべく、常にユーザーである学生や日本語学校をサポートすることによって信頼関係を構築してまいりました。またLincはこれまで投資家から累計2億円近くの資金調達を完了しており、この話題が日本経済新聞にも掲載されました。
 (※参考 日本経済新聞掲載記事)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58522900X20C20A4XY0000/

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26848240T10C18A2XY0000/

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